2023.01.31 01:58

三月に秋を迎える南アフリカ

こんにちは、NEW HORIZON O.S.のHIROです！

今回は、三月に秋を迎える南半球の南アフリカ共和国、西ケープ州のケープタウン周辺にあるワイン産地を紹介します。

ワイン好きの方なら、南ア産ワインの殆どがケープタウン周辺で作られていることはご存じでしょう。

Stellenbosch（ステレンボッシュ）、Franschhoek（フランシュフック）、Paarl（パール）が有名ですが、この３つの町の名前は南アに入植した最初のヨーロッパ人であるオランダ人の話すオランダ語から来ています。

Stellenbosch（ステレンボッシュ）は1679年、当時のオランダ領ケープ植民地の総督、Simon van der Stel（シモン　ファン・デル・ステル）により建設されました。南アでケープタウンの次に古い町だそうです。

町の名前はSimon van der StelのStelと、森という意味のオランダ語、boschを合わせてできました。意味は、ステルの森です。どうやら、総督自らこの名前をつけたようです！

From: Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Stellenbosch

総督と言えば、本国の国王の代理で植民地を統括しているので、その当時はやりたい放題だったかもしれませんね。

ちなみに、現在でも英国（イギリス）の旧植民地で構成されている、英連邦（the Commonwealth of Nations）加盟国の中には、国家元首が英国王で、その代理として総督を置いている国があります。有名なところでは、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドです。

Franschhoek（フランシュフック）は、17世紀後半、カトリック国のフランスで迫害されていたプロテスタントのフランス人の内、南アに新天地を求めた人たちが作りました。

名前の由来は、オランダ語で、フランス人地域といった意味です。

From: Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Franschhoek

そして、Paarl（パール）の名前の由来は、オランダ語で真珠という意味のParelから来ています。Cape Town（ケープタウン）, Stellenbosch（ステレンボッシュ）に次いで、南アで3番目に古い町です。

From: Wikipedia

https://en.wikipedia.org/wiki/Paarl

Franschhoek（フランシュフック）はもちろんこと、Stellenbosch（ステレンボッシュ）もPaarl（パール）もフランス人入植者がフランスから葡萄と葡萄栽培の知識、技術を持ち込んだことで、ワインの一大産地になりました。

Stellenbosch（ステレンボッシュ）では、赤ワイン品種は、Cabernet Sauvignon、 Shiraz、Petit Verdot、Merlot、白ワイン品種は、Sauvignon Blanc, Chardonnay、Rieslingが栽培されています。

この他にStellenbosch（ステレンボッシュ）でPinot NoirとCinsautを掛け合わせて生まれた赤ワイン品種のPinotageも栽培されています。

From: wine-searcher

https://www.wine-searcher.com/regions-stellenbosch

Franschhoek（フランシュフック）では、赤ワイン品種は、Shiraz、Cabernet Sauvignon、あとは ChardonnayとPinot Noirをブレンドしたスパークリングワインの生産が盛んです。

From: wine-searcher

https://www.wine-searcher.com/regions-franschhoek%20valley

Paarl（パール）は、赤ワイン品種は、Cabernet Sauvignon、Shiraz、Pinotage、白ワイン品種は、Chenin Blanc、Chardonnayです。

From: wine-searcher

https://www.wine-searcher.com/regions-paarl

この3つの町はお互いに比較的近い距離にありますので、ケープタウンを訪れた際に訪れてみたらいかがでしょうか？

ついでに、テーブルマウンテンやキレイな海岸、砂浜がある、景色が美しく、モダンな都市でもある、ケープタウンで英語を学びませんか？

詳細はこちらまでどうぞ！