パラグアイで子供をトライリンガルにする?
こんにちは。NEW HORIZON O.S.のHIROです。
今回は南米パラグアイで子供をトライリンガル(3か国語話者)にする環境作りについて書きます。
まず、パラグアイの公用語はスペイン語とパラグアイの先住民の言葉、グアラニ語です。
教育やメディア、官公庁、都市部ではほぼスペイン語のみを使用し、地方に行くほど、グアラニ語を使う人が多くなります。
パラグアイには日系人のコミュニティーがあり、日本からパラグアイへの移住者の過半数は第2次世界大戦後に移住した戦後移民なので、戦前移民が多かった周辺の南米諸国とは違い、2世、3世世代でも普通に日本語を話します。
地方の日系移住地育ちの日系人は、日本育ちの人と同じくらいの流暢さで日本語を話します。日本人移住者の出身地は様々ですが、各移住地には日本語学校があり、そこで標準語を身に付けます。
首都のアスンシオンにも日本語学校があり、平日午後のコースと毎週土曜日のコースがあります。
アスンシオン日本語学校のウェブサイトを載せておきます。
アスンシオン日本語学校を運営している、アスンシオン日本人会のサイトも載せておきます。
アスンシオン日本人会では日本祭りなどのイベントを実施しており、サイトにはイベント時に撮影した写真が載っております。
アスンシオン日本語学校の授業風景の写真も見ることができます。
首都のアスンシオンには、アメリカンスクールなどのインターナショナルスクールがいくつかあります。
英語系の他には、フランス語系、ドイツ語系、イタリア語系、そして日本人学校やスペイン語と日本語のバイリンガル校もあります。
スペイン語と日本語のバイリンガル校は、現地では一番歴史が古い、ミッション系の三育学院が有名ですが、他にも3校ほどスペイン語と日本語のバイリンガル校があります。
ご興味がおありの方は下記の国際交流基金のサイトをご覧いただければと思います。
https://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/survey/area/country/2020/paraguay.html
パラグアイで子供をトライリンガルにする環境作りは2通り考えられます。
1,子供をアスンシオンの英語系のインターナショナルスクールに入れ、家庭と日本語学校で日本語を身に付け、学校と家庭の外では、日常生活や習い事でスペイン語を使うことで、英語、日本語、スペイン語のトライリンガルを目指す。
2,ブラジル国境に近い、イグアス移住地にある三育学院に子供を入れ、スペイン語と日本語のバイリンガル教育を受け、習い事や買い物など、外出先をポルトガル語圏のブラジルで行うことで、スペイン語、日本語、ポルトガル語のトライリンガルを目指す。
パラグアイ人の大学留学先は同じスペイン語圏の隣国アルゼンチンとチリが多いですが、私の知り合いの日系パラグアイ人の方は、歯科を学ぶために、歯科の分野でラテンアメリカで一番進んでいる、ブラジルに留学しました。
ブラジルは世界的に見ても大国ですし、国立大学の連邦大学は外国人であっても授業料が無料なので、質の高い教育が無料で受けられます。
ちなみにスペイン語とポルトガル語はよく似ているので、どちらかができるともう一方が習得しやすくなります。
ポルトガル語については以前ブログに書きましたので、ご興味がおありの方は見てみてください。
https://ameblo.jp/hiro-latinoamerica/entry-12735568759.html
パラグアイは南米のEUと言われる、メルコスール(南米南部共同市場)の加盟国で、ブラジルやアルゼンチンなどの他の加盟国同士で学位や資格の相互承認が行われていますので、パラグアイで学位や資格を取り、他のメルコスール加盟国で生かすこともできます。
その際に、ポルトガル語の知識があればラテンアメリカ一の大国ブラジルで活躍する機会が増えることでしょう。
メルコスールにつきましては、こちらの過去ブログ記事をどうぞ!
https://ameblo.jp/hiro-latinoamerica/entry-12732059476.html
最後は、ポルトガル語とブラジルの宣伝になってしまいましたが、パラグアイへの留学や移住についてご興味がおありの方はこちらまでどうぞ!
https://immigrationmaster2022.amebaownd.com/pages/6020716/page_202205091648
有料にてパラグアイ学校紹介ツアーも承ります!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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